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お悩み解決コラム

アトピーは遺伝する?

2018.11.26

親がアトピーだと、その子供はアトピーになりやすいのでしょうか?

「遺伝」というのは、身長や手足の長さなどの「外見的特徴」や、「運動能力」、「知力」や「体質」など、様々なものに影響しています。

癌や脳卒中、花粉症などの病気も遺伝すると言われています。そのため、親がアトピーだった場合、子供がアトピーになりやすい可能性は高いかもしれません。しかし、遺伝ですべてが決まるわけではありません。

アトピーになる原因は、遺伝がすべてではない

実際に、アトピーと遺伝の関係性について調査した結果によると、

・両親ともにアトピーがない場合

・両親ともにアトピーがある場合

これらの違いで、アトピーになる割合は倍近く差が出たそうです。しかし、両親ともにアトピーだからといって100%アトピーになるわけではなく、また、両親ともにアトピーではないからといって、アトピーのリスクがゼロになるわけではありません。

なぜかと言うと、アトピーは、複数の要因によって発症する、「多因子性」の病気だからです。アトピーは、乾燥肌やアトピーになりやすい体質などの要因もありますが、ダニや花粉、食べ物などの環境的要因や、ストレスや不眠など、それ以外の原因でもアトピーは発症します。
ですから、「自分がアトピーだから子供もアトピーになるのでは・・・」と、あまり過剰に心配しすぎないようにしましょう。
それよりも、アトピーにならないための工夫や、アトピーになった時にしっかりと対応をすることが大事です。

アトピーにならないための工夫とは、まずは、しっかりと保湿をすることです。乳幼児にしっかり保湿ケアしてあげるだけで、保湿ケアをしてない乳幼児より3割アトピーの発症が少ないという結果が出ています。アトピーになった時の対応とは、
症状が軽微な段階で適切な治療をしてもらうことです。
アトピーの炎症は、症状がひどくなればなるほど、完治するのがとても難しい病気です。

また、アトピーのかゆみも、かけばかくほどかゆみが増してしまい、かくことによってアトピーの症状をさらに悪化させてしまいます。

しっかり診察してくれ、適切な治療をしてくれる信頼できる病院を見つけて、診てもらうようにしましょう。