頭皮のニオイと対策について
頭皮のニオイは様々な原因で発生します。臭いの原因が違えば対策方法も変わります。高額なシャンプーを使ってもニオイがまったく改善されないのは適切な対策がとれていないためです。
誤った対策はニオイを抑えるどころか悪化させてしまう場合もあるため、ニオイの原因を的確に捉えて正しい対処をするのが重要になります。
そこで今回は頭皮のニオイの原因と、その対策について解説します。色々と試しているのにニオイが改善されない方は参考にしてください。
■ニオイの原因1:誤ったヘアケアをしている
頭皮のニオイを消すために力を入れて長く洗髪すると頭皮のバリア機能が低下して、かえって頭皮のニオイが強くなることがあります。
乾燥を防ぐため頭皮は適度な皮脂で覆われていますが、これを全て洗髪で洗い流してしまうと頭皮が乾燥しやすくなります。乾燥してバリア機能が損なわれると頭皮は普段よりも多く皮脂を分泌します。皮脂は雑菌の餌になる成分が含まれていますから、頭皮の皮脂が増えるとニオイは強くなります。
洗髪のしすぎによってニオイがする場合は、適切な洗い方をすることで症状は改善できます。ゆっくりお風呂につかって頭皮の温めた後、指の腹で頭皮をやさしくなでるように洗いましょう。大事なのはしっかりとすすぐことです。余分な皮脂や汚れを流し落としましょう。
■ニオイの原因2:偏った食事
頭皮のニオイも体臭のひとつですから、食べ物で強くなることがあります。頭皮のニオイを強くする食材のうち代表的なものは動物性タンパク質と資質です。タンパク質は体をつくるのに欠かせない成分ですが、体内で分解されるとアンモニアや硫化水素など体臭成分に変化します。脂質は皮脂のニオイを強くする作用があり、頭皮のニオイを予防するなら摂取量を気を付けたい成分です。
動物性たんぱく質を多く含む食材といえば豚肉や牛肉に代表される肉類です。しかし肉を食べないわけにはいきません。ニオイを抑えるためには脂肪を肉から取り除いて、そのうえでモズクや緑黄色野菜などのアルカリ性食材を摂取してください。
■ニオイの原因3:加齢による頭皮環境の変化
加齢により頭皮のニオイが強くなる場合もあります。頭皮のハリや弾力性が無くなり汚れが溜まりやすくなり、潤いが失われるため乾燥することが増えます。増えた皮脂が溜まった頭皮の汚れと結び付いて強いニオイを出します。男性であればさらに加齢臭が加わります。
加齢によるニオイにはアルカリ性の食材とシャンプーで対策しましょう。体の内側と外側の両方から対策することでより消臭効果が期待できます。