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お悩み解決コラム

【対策前に覚えておきたい】体臭の部位別原因

2018.11.26

人はそれぞれコンプレックスを抱いているもので、自分の体臭を気にかけている人も多いのではないでしょうか。
体臭対策を練る前には、まず自分の体臭の原因を知ることから始めていきましょう。

今回は体の部位別に体臭の原因をご説明していきます。

日本人が悩む体臭「ワキガ」

体臭の中でも多くの方が悩んでいる“ワキ”の臭い。

最も深刻になりやすいのは「臭汗症」「脇臭症」で、いわゆる「ワキガ」と呼ばれるもの。日本人の場合だと10人に1人はワキガに悩んでいます。
欧米では全体の70%以上がワキガ体質ですので、日本の10%は少ないのですが、少数派だからこそ「自分だけ……」と悩んでしまうのでしょう。
基本的に汗は、水と塩分で構成されるエクリン腺から出る無臭の汗と、脂質やタンパク質などを含むアポクリン腺に2種類に分けられます。
ワキガは主にアポクリン腺から出る汗が原因です。基本的に汗そのものは無臭ですが、アポクリン腺の汗に含まれる成分が皮膚の常在菌によって分解され、独特な臭いを放つようになります。
ワキガ体質になると、エクリン腺から出る汗が蒸発する際にワキの臭いを拡散させてしまうので、体全体が臭うようになってしまうのです。

このワキガの大きな特徴として、「優性遺伝する」ということが挙げられます。つまり、両親や親族にワキガの方がいる場合は注意が必要です。
また、近年では食文化も欧米化してきていますが、高カロリー・高脂肪の食事はアポクリン腺を活発にさせる働きがありますので、ワキガの原因の1つなっています。

汗をかきやすい足は悪臭に注意!

足の裏は体の中でも特にエクリン腺が多く、1日に約200cc(コップ一杯分)の汗をかきます。 前述した通りエクリン腺の汗は無臭ですが、表皮ブドウ球菌やバクテリアといった細菌が汗と共に流れ落ちた角質を分解し、臭いを発生するようになるのです。

また、ブーツなどの通気性の悪い靴を履くと足が蒸れてしまい、雑菌の繁殖を促進させてしまうので、不快な臭いを強めてしまいます。
足の臭いを抑えるためには清潔を心掛け、足を蒸らさないように意識することが大切です。

皮脂の多い頭部の体臭

体臭の原因として見落とされがちですが、頭からの体臭にも注意しなければなりません。
頭部は体の中でも皮脂の分泌が多い部位です。この皮脂が酸化したり、皮脂の成分が細菌に分解されると嫌な臭いを発するようになります。
整髪料を使う機会も多いかと思いますが、この整髪料が皮脂と結びついて毛穴を塞ぎ、頭部の臭いに繋がるかもしれません。

この頭皮の臭いを解消しようとシャンプーの回数を増やすのは逆効果。
皮脂は体にとって不可欠な存在です。必要以上に皮脂を除去しすぎると、体が皮脂の不足を察知し、より多くの皮脂を分泌させてしまいます。
また、髪をしっかり乾かさずにいるとカビを繁殖させ、悪臭を生み出してしまうかもしれませんので、洗髪後はしっかりとドライヤーで乾かしてください。

年齢と共に現れる加齢臭

ある程度の年齢になると「加齢臭」が気になるようになります。
頭部や耳の後ろ、首、背中、胸元などの上半身を中心に発生する加齢臭にも個人差があり、あまり気にならない程度の方もいれば、近寄りたくないほどの不快な臭いを発生する方もいるようです。
この加齢臭は「ノネナール」と呼ばれる皮脂、バクテリアから生まれる物質が原因だと考えられています。この物質は若いうちにはあまりありませんが、40歳を過ぎると急増するのが特徴です。
また、生活習慣病とも関連していて、加齢臭が強い方は生活習慣病になりやすいと言われていますので特に注意してください。

体臭といっても原因はそれぞれ異なりますので、体臭が発生する部位から原因を探ることから体臭対策を始めてください。