不況に打ち克つインターネット活用の極意
講師 鈴木 大吉 氏
1953年に東京大学法学部卒。日本団体生命(株)(現 アクサ生命保険(株))の副社長を歴任。1995年に最新のビジネス情報を企業に提供する「ビジネス情報ネット」を設立。
「IT研究会」などを主宰し、数多くの経営者に、情報技術の経営への活用に関するノウハウを提供している。(参考記事:日経ビジネスDigital 82歳のITコンサルタント・鈴木大吉氏が語る、売上増大の秘訣)
「身近な仲間たち(中小企業や個人事業主)のインターネット活用の成功事例」
【材木屋さんがネットによって、太陽光発電、オール電化販売施工をメインに】
この材木屋さんは、太陽光発電、オール電化販売施工をメインにインターネットでの販売に挑戦。まったくホームページ制作の知識が無く、J:COMのホームページ作成ツールを使用して、まずは2ページのサイトからスタート。その後、太陽光、エコキュート、IH等のそれぞれのページを作成し、現在のサイトの原型となる。
SEO対策はしていないので、当然上位には表示されない。
そこで、リスティング広告(オーバーチュア)に掲載。当初は太陽光の会社が少なく、1クリック9円の設定でも上位の表示が可能。しかし、現在は100円以上に上昇。
大吉先生との出会いで、みるみる順位上昇。
順位上昇で重要な事は、
■ページ更新の重要性(日付の更新等も)
■被リンクの重要性
■動画(YouTube)の重要性
キーワード「オール電化 鎌ヶ谷」で1位の藤原木材(株)さん、注文の9割はネット経由。
お客様が当社を選んだ理由
■検索で1ページ目の1番に表示されたから
・1位(上位表示)=お客様には、大きい会社に見えたかも
・デザイナーが制作した他社のHPと何か違う
・お客様の視点から考えた内容構成
・私の顔写真、市長との写真=会社の信頼感
・施工実績の写真=住所の記載もあるのでSEO対策にも
・Q&Aを多く表示した
■奥様からの問い合わせが非常に多い
・家族の財布を握っている=契約の確率が高い(ご主人の場合は、家族の賛成が得られていないケースも・・・)
・工事の質よりも、低価格の会社に向かいがち
■検索エンジンにも効果あり!何でもQ&A
【お客様の困りごとを解決する事が大事、さらに!ひと気も!】
福井県の松原産業(株)さんは、発泡スチロールのことならなんでもわかる。
お客様の【困りごと】に親身に応えます。お客様の困りごとを解決することが第一。
私たちはの仕事は、発泡スチロールをお客様に提供することはもちろんですが、お客様の困りごとを解決することが第一だと思っています。
「こんな事できませんか?」といった質問をもらったら☆大成功☆
ホームページには、ひと気も出している。スタッフ紹介ページで、写真付き、各担当者の、「業務内容」「注意している点」「抱負」「お客様に一言」などを記載。
【問題解決型サイト】
治部電機(株)さんは、創業以来実績3万件の中から事例と質問回答合計576件を掲載(毎週更新中)
問題解決事例一覧が多く掲載されています。
「お金のかからないSEO」
「検索エンジンの大原則2つ」
■有効適切な、より多くの文章(テキスト)
■そのホームページは、人気がある、支持されているか(リンクが貼られているか=被リンク)
検索エンジン対策を簡単にまとめると、
■被リンク数(バックリンク数)
■キーワードの選定
■タイトル
■ヘッドライン
■文字(テキスト)を多くする
■画像の場合のキーワードによる代替文字
■キーワードの出現頻度率
■日付など日々更新
「SEOこれが有効」
■本体サイトに対して、検索エンジン対策に力を入れた文字中心のシンプルなサイトを作成「パイロットサイト」と呼ぶ。パイロットサイトと、本体サイトとの相互リンクによって本体サイトの順位が上がる。
■Googleサイトを作成する。やはり強い、Googleサイト。Googleが自社の道具を大事にするのは当然。(グーグルサイト)
■<title></title>の頭は、必ず、上位表示させたいキーワードを入れて、33文字以内。
■Q&Aが重要。なぜかGoogleは、Q&Aが好きらしい。
■YouTubeが実は狙い目。ただし、動画だけUPするのではなく、会社や商品情報、URLを入れなければ意味が無い。
■Facebookページの活用
SNSはホームパーティーです。そこで突然、商品を売り始めたら、誰でも引きます。
企業側は、お役立ち情報を発信するのがSNSの役割。
スターバックスコーヒージャパンのFacebook
「お店に来てくれ」とはあまり言わず、「こういう物売ってます」という事を伝えるだけ。
チキンラーメン ひよこちゃんのFacebookみんながシェアしたくなる綺麗でかわいい画像を掲載している。「いいね!」や、「シェア」を増やす為に、懸賞を多様しているのが特徴。
■FacebookはSEOに効く!(上位に上がりやすい)(2011年には、Googleも認めた)記事の投稿には必ずURLを入れる事!